生前整理とは一般的に、自分の死後、残された家族に遺品整理や相続トラブルで負担をかけないように、元気なうちに、財産や身の回りの整理を行う事を言います。整理するものは、不動産や金融資産、身の回りのものなどいろいろあります。
皆さんこんにちは、トップサービス広島の佐藤です! テレビや週刊誌で、『終活』や『生前整理』の言葉を見るようになって、もう10年くらいになりますね。私たちトップサービス広島にも、『生前整理がなかなか進まない』『もったいなくて捨てられない』というご相談があります。 ということで、今日は生前整理について、お話しさせていただきます。
生前整理は遺品整理とどう違うのでしょうか?簡単に言ってみれば、生きているうちに行うか、他界されてから行うかの違いですが、その負担や難易度は結構異なる部分が多いです。
- 生前整理は元気なうちから始めることができます。
- 遺品整理は、ご葬儀や納骨・相続の後にご遺族で行なわれます、物量が多く作業が難しい場合、専門業者に委託しないといけないケースもあります。
- 生前整理はご自分がメイン⇒自分や家族のために。安心・安全で豊かな人生を歩むために行われます。
- 遺品整理は、ご遺族がメイン⇒『子供だから・孫だから』という、財産の相続や社会的責任のためです。
- 生前整理は、少しずつ市町村のゴミに出すことで、コストはあまりかかりません。不用品が少ないとスムーズに行えます。
- 遺品整理は、物量が多かったり、遠方にお住いの場合、業者さんに依頼したりするケースも増えています。
遺品が大量の場合は高額になることも…
お見積もりやご相談時によく耳にする口癖は、①いつか使うかもしれない ②人から貰ったものだから ③思い出の品だから ④高かったから の4つがよく挙げられます。一つ一つ対策を考えてみましょう。
口癖①いつか使うかもしれない
対策:「いつか」はたぶん来ません。もし使うのなら、いつ使うのかカレンダーに記入。書けないなら捨てても問題はありません。
口癖②人から貰ったものだから
「感情」と「もの」を分けて考える必要があります。 まずは、あなたがありがたく受け取った事で、プレゼントの役割の半分は終わっています。捨てられないことで、重荷や邪魔になることは相手も望んでいないはずです。
口癖③思い出の品だから
モノを捨てても、ステキな思い出はなくなりません。思い出を大切にし過ぎて、過去に囲まれて生きるより、大切なのは今この瞬間の幸せだと考えましょう。
口癖④高かった(のに1回しか身につけられなかった)から
着物も指輪も毛皮も、タンスの中にいくら眠らせておいても「札束」には戻りません。タンスの中に罪悪感や後悔を残しておくより、手放して心を軽くする方が、幸せもしくはお得ですよ。
①施設に入るため、借家やアパートの退去に伴うお片付け
こちらは、比較的多いパターンで、施設に入るために必要なもの以外は全て撤去して欲しいというご要望です。施設に入所するご本人からのご依頼もあれば、手続きを行う息子さんや娘さんからのご依頼もございます。
②在宅で介護サービスを受けるためのスペースの確保
こちらのケースは、ご家族や成年後見人に当たられている士業の先生からのご要望が多く、入院などでお家を不在にしている方がお家に戻られる際、これから訪問介護や宅配食のサービスを受けるため、不要なものを処分し、必要なスペースを確保する必要があります。ご本人様の要望で、なるべくものは残して欲しいというケースが多いので、可能な限り荷物は残し、お身内や代理人の方と密にコミュニケーションをとって作業する必要があります。
③元気なうちにお片付けをされる方の仕分けや運搬
こちらのお宅は、娘さんが遠方にいらっしゃり、生前整理にご興味を持たれたお母様のご依頼で、屋根裏部屋を片付けさせて頂きました。普段の生活スペースはそのままで、めったに立ち入らない納戸や離れ、物置なら片付けやすいというご相談です。 お母様はご高齢のため、屋根裏部屋に上がったりすることができないので、1回の和室に毛布を敷き、一つ一つ要るものか不要なものかを確認して頂き、不要とおっしゃられたものだけ回収しました。今回のように、お客様の代わりに運搬や回収を行い、チェックだけお客様がされるという方法もございます。
最後までお読みくださってありがとうございます。生前整理の話題は幅もあり奥深いのでまた、ご家族様や自力でのお片付けに限界を感じたら、トップサービス広島にお気軽にご相談くださいませ。